スバル660の魅力
Wednesday, 22 May 2013

1990年の3月、軽自動車規格の拡大に伴い、REXも660ccエンジンを搭載した新シリーズを開発しました。同年4月1日発行の『カートピアVol.214号』では、『スバル660の魅力』と題した特集ページで、開発担当者の言葉を紹介しています。今回はその記事を採録しました。
660レックス 運転しているときの安心感疲れにくさが“ゆとり”なのです。
○出足のよいエンジン
660レックスのエンジンのまとめを担当しました。今回の排気量アップは、550ccのクローバー4エンジンをベースに、ストロークの延長で対応しています。ストロークアップすることによって低速トルクが増し、出足がいっそうよくなっています。そしてキャブレターのNAエンジン、スーパーチャージャーエンジンに加えて、新たに余裕の走りと好燃費のEMPi(電子制御マルチポイント燃料噴射)エンジン車を展開。またマニュアル車は全車5速としました。
(設計第2部主査 安田弘喜さん)
○ゆとりと安全性の充実
660レックスは、“ゆとり”と“安全性”に力点を置いて、開発を進めました。このゆとりというのは、運転中の安心感、疲れにくさ、さらには危険回避など緊急時の対応のしやすさなどを盛り込んでいこう、ということです。車体全長の100㎜拡大につきましては、まずエンジンルームの部分を前方に60㎜拡張。このことで静粛性や冷却性能などが向上しました。同時に前後のバンパーを従来に比べて20㎜ずつ出しています。
(商品企画本部担当部長 牧田藤雄さん)
○高性能EMPiエンジン
EMPiエンジンは、キャブレターのNAエンジンをベースとして、さらにきめ細かな電子制御による走行性や運転性の向上、出力の向上、燃費の低減などを図り、性能的にも優れたものとなっています。トランスミッションとの組み合わせ、つまりMT、ECVTそれぞれに適したトルク特性を与えるために、主として吸気系の形状の検討を重ね、さらに静粛性についてもレベルを下げる工夫を行ないました。
(研究実験第2部発動機実験第2課担当 川鍋昌彦さん)
○新規格に合わせた車体構造
車体構造の担当としましては、まず660ccエンジンを搭載することにより、いっそう高い静粛性や低振動性を実現すること。そして事故などの場合における安全面の強化という2つの点を中心に、開発を進めてきました。ゆとりのセダンにふさわしいボディとするために、新規格の中で車体構造のレイアウトを改めてやり直し、安全面でもバンパーのサイズ変更にとどまらず、前部構造も含め一新しています。
(設計第1部 軽系主査グループ担当 増田年男さん)
○クラスを超える動力性能
私は実用性能関係を担当しました。“ゆとりのミニセダン”ということで、動力性能もキャブ車でリッターカークラス、、EMPi車でそれ以上、スーパーチャージャー車では1.3lキャブ車と肩を並べるレベルに仕上がっています。今回はとくに試作車の段階で女性や男性、初心者やベテランといったさまざまな方々に実際の道路を走行していただきまして、広範囲な評価を受け、それを開発に反映させています。
(研究実験第1部車両研究実験第1課 高橋長寛さん)
以上カートピア214号より抜粋



















































